Gクラフトのスイングアームは細かなオーダーに応えるため、注文を受けてから一本一本手作りで製作しています。そのため時間はかかりますが、あなただけのスイングアームを製作することができます。
Gクラフトスイングアームのパイプ素材には、7N(ナナエヌ)材と呼ばれるアルミ材を使用しています。
7N材はアルミニウム合金中最上級の強度を持ち、溶接性に優れています。
この7N材パイプと溶接する削りだしチェーン引きは、A5083材を使用しています。
A5083材は船舶や車輌にしようされ、純アルミに数%のマグネシウムを加えた合金で、非熱処理合金の中で、最も高い強度を持ち、さらに耐食性、溶接性にも優れています。
その他、溶接の必要が無い部位には、使用する場所に適した材料を用いています。
Gクラフトスイングアームは、長年ご愛用頂くために、素材から厳選し製作しています。
スイングアームの構成
フレームとの接合部分を「ピボット」
チェーン調整の部分を「チェーン引き」、中の部分は「チェーン引きコマ」
リヤサスペンションを取り付けるところを「サス受け」
チェーンとスイングアームの干渉を防ぐ「スライダー」または「チェーンスライダー」と呼んでいます。
ピボット部分の詳細
ピボット部分は、ベアリング仕様と純正と同じゴムブッシュのタイプがあります。トリプルスクエアパイプを使用する場合は、モンキー、ゴリラ用のみベアリング仕様になります(※1)
チェーン引き部分の詳細
チェーン引き部分はメインパイプの形状により異なります。(画像は楕円形状のスタンダードパイプ用)
チェーン引きにはオプションが選べます。画像はチェーン引きコマの上下を台形に加工し、アクスルを締めこむことで上下のガタを無くした「OWタイプ」です。
チェーン引きの部分は、エキセントリックタイプ(品番60059)にも変更可能です。
エキセントリックは、チェーン引き部分を回すことで用意にチェーンの調整が可能です。
スイングアームの剛性をさらに高めるために「スタビライザー」の補強加工も可能です。スイングアームの種類に応じて、上側か下側にスタビライザーを取り付けます。特にロングスイングアームを装着する場合に有効な補強加工です。
チェーンスライダーは標準で取り付けられています(※一部スイングアームには取り付けなし)。標準タイプはリベットにより圧着されていますが、オプションでボルト止めの交換式に変更可能です。スイングアームの種類によっては加工できないものもあります。注文時にご相談ください。